M1 グランプリ2017の結果で
審査員を努めた博多大吉先生の
後日、ラジオでの感想や出場者への考察や分析が
かなり秀逸なので文字でまとめてみました。
毎年恒例となっています。
かなり的確な指摘がビシバシと入っておりました…(T_T)
好みは人それぞれ違うんですね~
わかりやすくまとめましたので
それぞれの得点も見比べてお楽しみください
【M1グランプリ2017】ゆにばーすの結果の考察と分析は?
ゆにばーすの点数
1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
626 | 90 | 87 | 92 | 91 | 90 | 87 | 89 |
M1グランプリのトップはゆにばーす
今回のM1では唯一の男女コンビ
ネタはツッコミの川瀬名人が考えていて
ボケのハラちゃんのキャラが濃い
コンビでもしも相部屋になったらという
設定も秀逸だったらしい
東京吉本でコンビ結成が
まだ4年目くらいにもかかわらず
かなりのネタみせを行っていて
川瀬名人は「M1優勝したら辞める」とまで
追い込んでとにかく結果を残すことに
集中しているコンビ
トップでの出場にもかかわらず
かなり爪痕というか印象を残している
審査委員の博多大吉や
他の芸人も口を揃えて
ハラちゃんの「翼の折れたエンジェル」の
件が大絶賛されている
ネタを作る側としたら
あの大舞台でなかなかブッ込めない
斬新と笑いに対する信念を感じるらしい
しかもシャワーじゃなく
ベランダでしたからねw
トップバッターじゃなかったら
決勝もあったのかもしれない
ちゃんと結果を残しているゆにばーす
【M1グランプリ2017】カミナリの結果の考察と分析は?
カミナリの得点は?
1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
618 | 90 | 85 | 91 | 90 | 89 | 86 | 87 |
ぶっちゃけネタの仕上がりが悪かったらしい
勝ち上がってきた準決勝までは問題なかったのですが
決勝だけツッコミの間が違っていたそう
ちょっと早いだけで全体がズレていたらしく
大吉先生いわく緊張して力んでいたのではと分析
素人のボクにはそこまでの
ミリ単位の違いなんてわかりませんね
ツッコミ側の芸人にしか見えない世界があるんでしょう
【M1グランプリ2017】とろサーモンの結果の考察と分析は?
とろサーモンの得点は?
1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
645 | 93 | 92 | 93 | 93 | 93 | 93 | 88 |
巨人師匠の点数が低すぎww
3組目でユニバースやカミナリより
面白いのは確実で93点
ユニバースに92点だったのでそれよりも上だけど
95点ほどではなかったのだそう
後半も控える3組目ということもあって
ここは93点どまり
大吉先生いわく久保田のお猿のを追い払う
「あ~~」とあの発想は
かなり独特で凄いのです
当日のボケの久保田の仕上がり次第で
漫才の出来が全く違うとろサーモン
M1でもかなり久保田は甘噛したり
失敗があったんですが
それをツッコミの村田が
技術で見えないように押さえ込んでいたらしい
これも素人にはわからない事実
もう一度見返してみようかな
【M1グランプリ2017】スーパーマラドーナの結果の考察と分析は?
スーパーマラドーナの得点と順位は?
順位 | 1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
4位 | 640 | 89 | 90 | 93 | 91 | 92 | 91 | 94 |
アントニオ猪木のくだりがピークで
後半にもう一つ盛り上がりがあれば
とろサーモンよりも上の94点を付けたかったらしい
漫才は最後の印象が重要で
コンテストも特に終盤は大切だそうです
あともう一笑い欲しかった!
これが大吉先生のコメントです
ツッコミがネタを考えると
予定調和に収まりがちですよね
本当にクレージな田中さんを
どれだけ全面に押し出せるかですね
それでもボケがセリフを言わされてる構造に
感じてしまうので
今後も優勝は難しのかもしれない…
漫才はやっぱり本当の人と人との
掛け合いの面白さじゃないでしょうか
【M1グランプリ2017】かまいたちの結果の考察と分析は?
順位 | 1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
4位 | 640 | 89 | 91 | 92 | 90 | 94 | 89 | 95 |
小朝師匠がおっしゃることが全て!
「かまいたちは好きなんだけど
コンテストって勝てるネタを準備するじゃないですが
でもM1なら勝ち切るネタを用意するべき」
ずーっと面白いかまいたち
その中でももう少し山場があればいいのにと
コメントする大吉先生
卍にハマらなかったらしい…
それで92点
抑揚とかリズム、間って
どこかで止めれば差になるんでしょうかね
優等生すぎるんでしょうか
印象に残りにくいのは
何処かに原因があるのかな
おそらく山内が一人で100%ネタを作る時点で
コント向きで漫才にはちょっと不向きなのかも
【M1グランプリ2017】マジカルラブリィの結果の考察と分析は?
順位 | 1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
10位 | 607 | 83 | 84 | 88 | 89 | 88 | 89 | 86 |
M1の準決勝まで見に来るお笑いマニアの客層と
決勝のお客さんは全く別物らしい
テレビの観客はそんなの全くわかりませんよね
大吉先生は個人的に全くハマらなかったそう
それでツッコミの甘さや構成が気になり
88点に
準決勝まではおそらく熱かったマジカルラブリィも
決勝では撃沈でした
でも上沼恵美子に美味しくいじられてニュースに
仕事は劇的に増えているらしい
良くも悪くも注目をあつめるのは
芸人として重要なのかもしれない
コンクールなら0か100か…
入選がヤバイですね
【M1グランプリ2017】さや香の結果の考察と分析は?
順位 | 1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
7位 | 628 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 91 | 87 |
一番会場ウケしていたさや香
審査員の得点に一番納得のいかない顔を
していたのもこのコンビらしい
漫才はお手本や真似、コピーから入るそうですが
今の段階ではまだその模倣から抜けきれてなく
「さや香」らしさや独自の笑いや面白さを感じないそう
ここは素人と芸人の見方が分かれますね
素人でもお客さんを笑わせたほうが勝ちに感じますが
M1グランプリでは違うってことですね
お笑いの審査って何なのか
疑問に感じていまいます
まだ3年目のさや香
オリジナリティを出さないと
今後も難しいらしい
【M1グランプリ2017】ミキの結果の考察と分析は?
順位 | 1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
3位 | 650 | 95 | 94 | 91 | 92 | 91 | 94 | 93 |
スピードも手数も申し分ないけど
二人の絡みがもっとみたい大吉先生
確かにそうですよね
なんかしゃべくりでも噛み合ってない感じあります
NON STYLE+ハライチ と 分析
ボクも兄のキンキンの高い声が苦手です
全ての笑いどころが弟の一言らしく
もっと違うポイントが出てくると
かなり凄いらしい
なるほどね~
【M1グランプリ2017】和牛の結果の考察と分析は?
順位 | 1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
2位 | 653 | 95 | 93 | 94 | 94 | 93 | 92 | 92 |
この日の最高得点94点を入れた大吉先生
後悔しているとすればこの点数で
もっと得点はあげたかったそう
M1グランプリ決勝の一回戦では
一番面白かったし完成度が高かったと評価
審査員と観客と共に評価が高いコンビにも関わらず
なかなか優勝は手に入らないですね~
ことしは漫才がつまらなくなっていたという
ツッコミの川西
来年に向けて気持を新たに
楽しみながら挑むそうです
応援してまーす
【M1グランプリ2017】ジャルジャルの結果の考察と分析は?
順位 | 1回戦 | 上沼 | 松本 | 大吉 | 小朝 | 礼二 | 渡辺 | 巨人 |
6位 | 636 | 90 | 95 | 91 | 90 | 89 | 88 | 93 |
大吉先生評価は低い
ジャルジャルの問題作
どちらかというと革新的な漫才
よく噛まずにトチらなかったと
練習と感心の方が高く
面白いのか?と採点は低め
ボクも漫才の面白さは
全く無かったと思いますが
ひょっとしたら斬新過ぎて
まだ伝わりきれていないのでしょうか
ピンポンに慌てる「ズラシ」があれば
もう少し面白くなったのではないでしょうか
審査員としてわからなかったのが
正直な大吉先生の評価です
反対に松本人志の高得点の傾向は
今までにない構造や形式
斬新なスタイルを評価する傾向に
にゃんこスターもそうで
決勝の和牛の漫才も
トリオ漫才やから驚いたと
選んでいますね
審査員の中でも少数派です
【M1グランプリ2017】決勝の結果の考察と分析は?
決勝の3組はミキ、和牛、とろサーモンの3組が勝ち上がりました
ここからは採点ではなく
どれか1組を好みで決めれば良いのです
大吉先生の考察と分析は以下に
ミキ
まだ若いのにネタがスターウォーズからのインディージョーンズ
水戸黄門からの暴れん坊将軍と
ちょっと古くさいのではとの指摘が
確かにそうかもですね~
この時点でまだ和牛やとろサーモンには勝てて無く
来年があるかなということで脱落
結成年数でこのクォリティは凄いですけどね
和牛
旅館ありきで積み重なる笑い、ネタの構造で
それに比べると何でもありの
とろサーモンを選んだといった理由
こうなると好みの違いでしかないのです
とろサーモン
芸人にとっては最初と最後が肝心
いかに早くお客を笑わせて掴むか!
そしていかに面白いという印象で終わらせるのか?
まぁこれが難しいんですけどね
近頃の芸人さんって「つかみ」をやらないそう
なぜやらないかというと難しいから
変に最初に滑ったら取り返すのが難しいからなんですね
ここもキチンと抑えてるとろサーモンは
凄いということになりますね~
終わり方も「続行!」など反則なんですが
和牛ととろサーモンで終わり際
どちらが爆笑かといえば
とろサーモンになります
たしかに上手いなぁで終わったら
もったいないですよね
ホントにちょっとした差なのかもしれません
技術よりお客を「本気で笑わかす」
その気持一つの差なのかもですね
決勝の大舞台でそれまで積み重ねた
生き様が出るのかも~
M1グランプリの決勝では
本番前に和牛ととろサーモンのネタが被っていると
吉本内で話題になったいたようです
笑みくじで3組目のネタで旅館の設定でウケたとろサーモン
それを見た和牛がネタの順番を変えて
一本目のネタを変えたと
大吉先生は考察しています
これも運ですね
和牛のウェディングプランナーのネタを
2本目に持ってきていれば
大吉先生は間違いなく
優勝を和牛に選んでいたそうです
ホントにちょっとした差なんでしょうね
まとめ
M1グランプリ2017年の審査員
博多大吉先生のラジオでの
結果の考察があまりに秀逸で
まとめてみました
素人が気が付かない視点もあって
かなり的確な指摘で面白いです
後進の育成とか任せると
かなり力を発揮されるのではないでしょうか
分析がかなり的を得ています
コンビで面白く世に出ていく形を
目指していく漫才って
かなり難しいとい思います
一人ですら難しいと思うんですよね~
日本独特の文化で素晴らしいっす
今年もかなり楽しませて頂きました
あざーっす
最後まで読んでいただきありがとうございました